こんにちは、はるです。
私は妊娠8ヶ月になった頃から現在(臨月間近)までマタニティスイミングに通っています!
どこかのスクールやクラブに属しているわけではなく、完全に自己流で通っています。
もちろんリスクも承知です。
ですが、マタニティスイミングにはそれ以上に、身体的にも精神的にも良い効果があると提唱されています。
主に妊娠中のとても怖い合併症、妊娠高血圧症の予防になるという研究結果は有名なようです。
今回はマタニティスイミングが一体どのように妊娠中の身体や精神にとって良いのかをご紹介します!
目次
マタニティスイミングとは
マタニティスイミングは、妊娠中に行う運動のひとつです。
「マタニティスイミング」と謳っているスクールやクラブでは、インストラクターだけでなく、助産師さんが補助的にいることも多く、安心して泳ぐことができます。
水中では浮力がはたらき、体を動かすときのお腹への負担が少ないので、体に負荷がかからない運動をしたい妊婦さんにおすすめです。
水中ウォーキングもあるので、泳げない人でも始められますよ。
マタニティスイミングでは、プールに入る前に助産師や看護職員がメディカルチェックをしてくれることがほとんどです。
妊娠中の運動に不安がある方や、もしものことがあったらとなかなか踏み出せない方は、こういったスクールやクラブに属するのが安全で一番です。
もちろん、入会費や月会費がかかります。
また、通ってみたいけど近隣ではそのようなスクールがなく、通えるところがないといったことで悩んでる妊婦さんも多いのではないでしょうか。
ですが、近くに温水プールがあって、水着さえ用意すれば誰でも簡単に始めることができるものだと私は思います。
自己流で通う方法もあとでご説明しますね。
マタニティスイミングが身体・精神にもたらす効能
身体的な効果
水圧や浮力、抵抗、水温といった「水の特性」を最大限に生かしたエクササイズを行うマタニティスイミング。
血管を圧迫したり収縮させる働きがある水圧や、水による抵抗、体温より低めの水温といった要素のおかげで、地上で同じ運動をするよりもはるかに総運動量が大きくなります。
血行促進により、妊娠中の不快症状が予防・改善されます。
また、妊娠中の必要以上の体重増加を防ぎます。
筋肉の緊張とリラックスを体得して、安産できるからだを作ります。
分娩から産後にかけての体力が維持、強化されます。
妊娠高血圧症の予防として
妊娠高血圧症(妊娠中毒症)は、妊娠中に最も注意したい病気のひとつです。
妊娠高血圧症を患った場合、高血圧、尿タンパク、むくみ(浮腫)がひどくなり、安静と減塩食の指導が行われるのが通例です。
しかし、福岡市の久保田産婦人科・麻酔科医院では「プールに行きましょう」と促すそうです。
プールへ行くといっても泳ぐわけではなく、温水プール内をゆっくり歩くだけ。
重力のかかる陸上の運動と違って、水中では浮力・水圧・水の抵抗が妊婦さんを安全に守ってくれます。
プール(温水)に入ると浮力が働き体が軽くなり、胸の深さで体重の約3分の1、肩まで浸かると約10分の1の軽さになることが分かっています。
だから水中では、腰や膝に負担をかけないで安全に運動ができるのです。
陸での散歩と違って、水中で歩行した後は「おしっこ」がたくさん出るのが特徴です。
これはむくみの予防と治療に効果があるということです。
また温水中での散歩は、滞りがちな末梢血管が広がり、血流が良くなります。
つまり、水中で歩行することが妊娠高血圧症に効果的な理由は、「末梢血管拡張作用と利尿作用が、高血圧と浮腫の改善に役立っている」と説明されています。
しかし血圧の高い妊娠高血圧症の場合、泳ぐと脈拍が増え、血圧が高くなるため、マタニティスイミングは血圧が正常で泳げる健康な妊婦さんだけが対象となります。
妊娠高血圧症の治療目的と言うよりは、「予防」といったところになると思います。
精神的な効果
マタニティスイミングを行った後は、行う前に比べて「快感情」「リラックス感」「満足感」というポジティブな感情が有意に増加することが知られています。
また、「怒り-敵意」「緊張-不安」「抑うつ-落ち込み」といった感情が減少する傾向があるようです。
以上のことから、マタニティスイミングは、妊婦に好ましい精神的効果をもたらすことが明らかとなり、妊娠に伴う不安や抑うつといった感情の増加の緩和につながると考えられています。
自己流でマタニティスイミング!私の方法
どうやって通うの?
私は住んでいる市内にある温水プールに出掛けるようにしています。
もちろんマタニティスイミングといったスクールがあるわけではありません。
マタニティ用の水着と水泳帽を購入し、自分の好きな時間・曜日に温水プールに行くだけです。
助産師さんや講師はいませんが、私には水泳の経験があります。医師から運動禁止の指示も出ていません。
基本的に温水プールにはライフガードの方が必ず配置されます。私の通うプールには4名配置されていて、いつも目を光らせてくれています。
同じように運動に来てるおばちゃん達が「わー!何ヶ月?しんどくない?」なんて声を掛けてくれます。
結構人の目はあるような環境です。
また、メディカルチェックとして、 毎朝自宅で血圧のチェックは欠かしません。いつも妊婦健診で血圧を指摘されるので。(自宅では問題ないので恐らく白衣高血圧)
自己流で大丈夫?なんて思われそうですが、それほど危険な状況に陥るとは思っていません。
私流のメニュー
○後ろ向き歩行 250m
○休憩 10分
○ビート板を使ったバタ足 250m
○ビート板を使った平泳ぎ 250m
○休憩 10分
○ビート板を使ったバタ足 250m
○ビート板を使った平泳ぎ 250m
○休憩 10分
○前向き歩行 250m
○後ろ向き歩行 250m
合計 2km
だいたい1時間半程でこなせます。
息継ぎが必要な泳ぎ方は私はしないようにしています。
一度したら脳貧血のようになってしんどかってので。
これを一週間に1〜2回程行ってます。
実際の効果は?
マタニティスイミング後はたくさん尿が出ます!
そして、ふくらはぎが一回り細くなるんです。
むくみに効果があるというのは本当だと思います。
それに、今日は運動できた!っていう満足感が生まれますし、とても気分良くなります。
それから夜はぐっすり眠れます。
体重は34週時点で妊娠前から+9kgと健康的な増え方をしていますが、許容範囲です。
自己流で通うメリット
どうしてもスクールやクラブに属すると入会金や月会費がかかります。
妊娠中、体調の問題で途中で通えなくなるリスクもありますよね。
そうなった時に月会費って勿体無いなと思ってしまうんです。
ただプールに通うだけなら、その都度の入場料だけで済みますし。
自分の好きな時間や曜日に通えるのもメリットです。
今日は雨だし辞めとこう、今日はお腹が張るから辞めとこうができます。
また、スクールには明確なメニューがあるので、ついていけなかったらって思うと心配ですよね。
自分のその日の体調に合わせてメニューを変えれるのもメリットです。
マタニティスイミングのリスク
ここまで良いことばかり書いてきましたが、リスクがないとも言えないと思います。
感染症のリスク
妊娠中は免疫力が低下するため、普段よりも感染症リスクが高まります。
伝染病や皮膚病を患っている人はプールの利用を原則禁止にしていますが、感染者が全くいないという状況にはできません。
消毒していても感染経路を完全に遮断できない場合も多々あります。
通常、女性の膣内は常在菌である乳酸菌が酸性の状態を保ち、大腸菌など他の常在菌の繁殖を抑える事でバランスを取っています。
しかし、体力や免疫力が低下すると膣内の乳酸菌の働きも弱くなり、有害な菌が繁殖してしまう恐れがあります。
膣内で炎症を起こし細菌性膣炎になると胎盤や羊水に影響するため、早産のきっかけになる「前期破水」を引き起こす可能性もあります。
転倒のリスク
プールは滑りやすくなっています。特にプールサイドや斜面になっている箇所は転倒しやすくなっています。脱衣所やシャワー室のヌメリにも気を付けましょう。
こむら返りに注意!
これ、私よくなります笑
こむら返りを起こした場合はすぐに泳ぐのを辞めて、足首を反らすなどストレッチを行いましょう。
すぐに対処すれば大事には至りません。
妊娠14週以降を目処に、医師の許可を得てから!
もちろん、ご自身の妊娠経過や体調を一番に考えてください。だいたい妊娠14週を過ぎた頃から運動をして良いと言ってくれる医師が多いですよ。
まずは主治医に相談、許可を得てから運動を始めるようにしましょう。
お腹が張るなどの違和感がある時は無理をしないように。
まとめ
妊娠中は運動不足になりがちですが、あまりに運動不足になってしまうと、血行が悪くなってしまったり、体力が落ちてしまったりと、難産になりやすくなってしまうとも言われます。
自分に合った運動を見つけて、妊娠中コツコツと続けていきたいですね。
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